ハウスクリーニング業で大事なこと
ハウスクリーニング、エアコンクリーニングで成功するために必要な事は、一般宅で行う【在宅清掃】と賃貸物件などの入退去時に行う原状回復【空室清掃】で変わってきます。
在宅清掃で大事なことは、
『お客様応対』と『リピーターの獲得』です。
今は新規のお客様を獲得することは比較的簡単です。
広告を出したり、口コミサイトなどを活用すれば集客は出来ます。
しかし、それらを活用すればするほど広告宣伝費やサイトに支払う手数料が増えることにもなります。
2年目以降にそのような費用をどれだけ減らせるかが重要です。
リピーターが増えれば新規のお客様を獲得するための費用が抑えられますので、同じ売上げでも利益が増えます。
そのため、リピータ率を上げる動き(施策)が重要になります。
次は空室清掃で大事なことですが、
こちらは『手際の良さ』と『フットワーク』です。
こちらは作業の丁寧さよりも、出来るだけ早くきれいに仕上げる技術のほうが重要です。
空室清掃は清掃対象が多いので、手際よく進めていかないととても時間がかかってしまいます。
ただ、空室清掃は時間の縛りがあまり無いので、空いてる時間に自分のペースで作業ができるのでやりやすいです。
空室清掃は年間通して仕事があるので、うまく取り入れることで事業の安定にも繋がりやすいです。
需要と供給
ハウスクリーニングの需要は毎年増加しています。
それに合わせてハウスクリーニングを始める業者さんも増えています。
お客様にとっては業者さんの選択肢が増えるので良いことですね。
業者さんにとっては競争が増えていますが、しっかり宣伝すれば新規のお客様を獲得しやすいです。
特にエアコンクリーニングはとても人気があり、毎年リピートして頂けるお客様も多いです。
是非とも取り入れたいサービスですね。
1日の訪問件数
一般的な作業内容・作業品質で行うとして、1名で1日に訪問できる件数は1~3件程です。
詰め込んでしまうと作業が雑になり、ミスに繋がりますので余裕を持った工程を組むようにしましょう。
年間売上
事業を開始して1年目の1名での年間売上の目安は400万~700万程です。
2年目以降はやり方により大きく変わってきます。
たくさん仕事を取って自分もこなして、さらに協力会社さんにも委託して売上げを増やしていくか、自分でこなせる範囲内で仕事を取って全て自分でこなすか、さらに従業員を雇って自社でこなす仕事を増やしていくか、
どのようなやり方で進めるかによって売上げは大きく変わってきます。
ただ、大事なのは「売上額」ではなく「利益」です。
売上額を増やすために広告宣伝費を使いすぎると、頑張ったのに利益が少ない・・なんてこともあります。
どのやり方が自分に合っていて利益を多く出せるかを探りながら進めていきましょう。
どこまで習得すれば良いのか?
ハウスクリーニングは在宅清掃専門の場合は、水周り(レンジフード、キッチン、浴室、洗面台、トイレ)が出来ればとりあえずは大丈夫です。
原状回復(空室清掃)も対応出来るようにする場合は、フローリングへのワックスの塗り方や剥離の仕方、窓サッシ周りの練習なども必要になります
エアコンクリーニングは在宅清掃の場合は最低でもノーマルエアコンとお掃除機能付きエアコンの両方を習得するほうが良いです。
さらに天カセエアコンも習得すれば仕事の幅は広がります。
空室清掃専門の場合はノーマルエアコンだけでもとりあえずは大丈夫ですが、賃貸でも物件によってはお掃除機能付きエアコンが設置されている場合もありますので、お掃除機能付きエアコンまで習得するかは状況に応じて考えましょう。
インターネットなどで最近よく見かける『完全分解』、『ドレンパン外し』、『ファン抜き』などは出来なくても大丈夫です。
(商売として考えたら必要ありません)
それが出来ても売上利益が増えるわけではありません。
利益を増やすためには『リピーターの獲得』が重要ですが、リピーター率を上げるためには「技術力」ではなく「お客様応対力」を上げましょう。